大原美術館のギャラリーコンサートは第156回を迎えたそうです。
今回はカウンターテナー・リサイタル「日本のうたと、その時代~歌の絵」という演題でした。
カウンターテナー:藤木大地
ピアノ:中村圭介
ピアノが年代物の希少品で1901年製のベヒシュタインだそうです。
美術館本館の2Fでのコンサートです。正面にはアマンジャンの「ヴェニスの祭り」、右側に藤田嗣治の「舞踏会の朝、左側にピカソの「鳥籠」、後ろ正面にはフレデリックの「万有は死に帰す、されど神の愛は万有をして蘇らしめん」という幅11mにも及ぶ大作。
私の席のそばにはモリディアーニの「ジャンヌ・エビュテルヌの肖像」やルノワールの「泉による女」、モネの「睡蓮」などが掛かっていました。
カウンターテナーは(英: countertenor)は、西洋音楽における成人男性歌手のパートの一つで、女声に相当する高音域を歌うとのこと。藤木さんは綺麗に透き通った張りのある声でした。20曲くらい聞かせていただきましたが、聞く方も結構疲れるものですね。
演目は次のようなものでした。
・プロムナード~「展覧会の絵」より(ピアノソロ)
・私の王座を嫌い、侮蔑した「歌劇ジュリオ・チェーザレエ」より
・アヴェ・マリア(シューベルト)
・優雅な月よ(ベッリーニ)
・アヴェ・マリア(J.Sバッハ/グノー)
・紅葉
・宵待草
・赤とんぼ
・かんぴょう
・ちいさい秋みつけた
・ムーン・リバー
・死んだ男の残したものは(武満 徹)(谷川 俊太郎)
・アヴェ・マリア(カッチーニ/ヴァヴィロフ)
・翼をください
・落葉松
・夢破れて「レミゼラブル」より
・旅のこころ
・鴎
・花は咲く
・今、トランペットが勝利の歌を~歌劇「リナルド」より
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